Deaflympics

 身体障害者のオリンピック「パラリンピック」に対し、「デフリンピック(Deaflympics)」はろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されています。また、パラリンピックと異なり、障がい当事者であるろう者自身が運営するろう者のための国際的なスポーツ大会であり、参加者が国際手話によるコミュニケーションで親睦を深められるところに大きな特徴があります。
 なお、デフリンピックへの参加資格は、補聴器をはずした裸耳状態での聴力損失が55デシベルを超えている者で、各国のろうスポーツ協会に登録している者とされています。また競技中に補聴器を装用することは禁止されています。これは身体の安全を確保する観点によるものです。

  第17回冬季デフリンピックは、2011年2月に、ヨーロッパのスロバキアにて開催されます。アルペンスキー、アルペンスノーボード、フリースタイルスノーボード(ハーフパイプ、スロープスタイル)、ノルディックスキー、アイスホッケー、カーリングの5競技が行われ、世界の約22カ国から250名以上の選手が競う予定です。

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